Nagi23’s blog

高校生ブロガーです。色々書きます!

病院の身体拘束、なぜ減らない!?

病院の身体拘束が減らない原因は主に3つあります。

1つ目は人手不足です。患者さんが点滴等を抜いてしまい、命に関わる危険があるのですがそれを止める1番簡単な方法が身体拘束です。

患者さん1人に看護師1人がつければ簡単に解決します。一方、現状は2人で50人の患者さんを見なければなりません。

そんな中1人1人に注意を払う事は不可能です。

2つ目は患者さんの家族との関係です。看護師と家族の関係、患者さんと家族との関係の2つに問題があります。看護師と家族の関係では、信頼関係がないのでケガをした際に訴訟されたり、クレームが来たりします。

患者さんと家族との関係では精神安定の為に出来るだけ付き添ってあげて欲しいのですが、老老介護や忙しさから付き添えず、患者さんの中に不満が溜まり始めます。

3つ目は上層部と現場の違いです。

どれだけ上層部がすると言っても現場の熱量とは合わなかったり、現場に余裕がない場合は身体拘束を解除する事はできません。

上記の原因から現状ある、全ての病院で身体拘束を解除する事はできません。

ですが、看護師さん達は皆身体拘束はしたくないと思っている事は確かです。

 

 

クローズアップ現代 メモ〉

多重業務

看護師1人で10人の患者

言語が通じない、認知症

命を守れない=自己抜去してしまう

厚生労働省

・切迫性・非代替性・一時性

身体拘束により心や体に悪影響

-長くなりすぎると身体に悪い

現場の訴え

①人手不足

-2人体制で40〜50人

-看護師の責任(報告書、訴訟問題)

②家族との関係

-家族の協力を得られない(付き添いができない)

-訴訟問題(病院や看護師を敵視)

看護師の7割以上が辞めたいと思った事がある。

高齢で入院する患者が急速に増えている。

教育のレベルで高齢社会に追いついてない。

拘束の辛さを知らない。

家族との関係性を築く。

実際に成功した病院へ

アクシデント、インシデントは起こる。

トップが声を出してくれないと変わらない。

病院が決めた事と下の温度差

モチベーションがギリギリで、根性論を求められても困る。

理想論と方法論はセット

自己抜去を防ぐ、拘束する、なんでチューブを持ったのか、振り返りをみんなで行う。

他職種での問題意識の共有。

世間の人も理解して欲しい。